タイムスタンプの印影形式の違いを教えてください。
タイムスタンプの印影形式には「不可視」「丸型」「角型」の3種類あります。
  • 不可視※推奨

    目視では確認できないため、タイムスタンプが付与されているか分かりにくいですが、当該タイムスタンプはRFC 3161(※1)およびISO 32000(※2)に準拠しております。そのため、他社のタイムスタンプ検証ツール(例: Adobe Acrobat Readerの標準機能)を使用して検証することができます。
    また、PAdES(※3)準拠の有効期間延長に対応しています。
  • 丸型、角型

    以下のとおり、印影を目視で確認できるため、タイムスタンプが付与されていることは一目瞭然ですが、自動で(盲目的に)タイムスタンプを付与すると、書類の文字などに印影が重なる可能性があります。
    当該タイムスタンプはRFC 3161(※1)には準拠しておりますが、アマノ独自仕様を含んでいるため、ISO 32000(※2)には準拠しておりません。そのため、他社のタイムスタンプ検証ツールでは検証できない場合があり、Adobe Acrobat製品を用いて検証する際は、弊社のタイムスタンプ検証ツール(※4)を導入する必要があります。

    また、有効期間の延長には対応しておりません。そのため、有効期間を延長する場合は有効性延長用の不可視タイムスタンプを付与していただく必要があり、有効期間が延長されたことは目視では確認できません。

    <丸型>
    <角型>
※1: RFC3161
IETF(Internet Engineering Task Force)が発行している文書で、タイムスタンププロトコルに関して定められた技術仕様書
正式名称は「Internet X.509 Public Key Infrastructure Time-Stamp Protocol (TSP)」
※2: ISO 32000
ISO(International Organization for Standardization)が管理する仕様書で、PDF(Portable Document Format)の仕様を定義した国際規格
※3: PAdES
ETSI(European Telecommunications Standards Institute: 欧州電気通信標準化機構)によって策定された長期間の署名検証を可能にするための標準規格であり、PDF 形式の文書に特化した長期署名の標準仕様
※4: 弊社のタイムスタンプ検証ツール(無償)
PDFファイルに埋め込まれたタイムスタンプを検証するためのAdobe Acrobat製品のプラグインソフト(無償)であり、以下より入手可能です。
https://www.e-timing.ne.jp/product/timestamp/download/evidence-verifier/
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